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2009.08 ズロニツェ

今日はマサリク駅から機関車が出る日。このイベントは不定期に(だいたい1,2ヵ月に一度くらい)催されるもので、プラハ近郊の町まで汽車で行き、ハイキングをしたり機関車博物館に行ったりと子どもから大人まで、さらには鉄道マニアまで楽しめるすてきなイベントなんです。

朝のマサリク駅。汽車の停まるホームを確認するため、案内板の前には遠足スタイルの人たちがいっぱい。親子で参加するケースが多いですが(この日は「親子イベント」だった)、よく見るとカップルや学生友達、一人で参加している男性も見受けられます。ちなみに、チェコのいわゆる「てっちゃん」スタイルは迷彩柄ファッション。迷彩ズボンに迷彩ジャケット、迷彩帽子に迷彩リュック。胸には汽車のバッジや勲章がついています。うーん、ワイルド。

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素敵な車掌服に身を包んだ少年。頼んで写真を撮らせてもらいました。彼はこのイベントで本当に車掌を務めています。彼のような若い青年たちが車内で切符を確認したり、停車駅で汽車のドアを開けたり、しっかりと働いています。ボランティアかバイトなのでしょうが、本人もウキウキとしていてとっても爽やかでした。くたびれて愛想のないおっちゃんおばちゃんより、よっぽど彼らの方が仕事に誇りを持っている感じがしてよかったです。

車掌帽の裏には時刻表が貼ってあるって知ってました?

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ホームで汽車を待ち構えていると、お尻からホームイン!wかっこよく正面から入ってくるところを期待していたのですが残念。

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車内はコンパートメントに分かれていて、木製。椅子が固い。。。こんな汽車で昔の人は遠くまで旅行してたんですね。きっと多くの人が痔に悩まされていたことでしょう

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窓から受ける風と一緒に汽車に乗ってる感も受けてます。私たちの横にもてっちゃんが・・・

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通路に現れた少年。全身の迷彩柄、りりしい立ち姿、迷いのない動き、かっこいい!!!

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途中駅に停車。みんな先頭車両を見に行きます。車体に触ったり、鉄のごつごつした複雑な構造に見入ったり、列車好きならテンション上がること間違いなしw

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写真好きの彼はアンティークカメラで外の景色を撮影。道中はチェコのまさに田舎風景。丘陵地に畑や野原が広がっています。そんなところですが、地元の人たちがこの汽車を一目見ようと至るところで待ち構えているんです。野原に車を止め、2,3人の人々が手を振っていたり写真を撮っていたり。きっとこの汽車を見に行くというのが、この日この人たちの休日の過ごし方なんだろうな。なんてのどかなんだろう。。。

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途中駅から乗り込む人たちもいます。

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ズロニツェに到着!いたって何もない田舎の駅です。でもなんてったって景色が素晴らしい!ちょっとした丘を上ると遠くまでよく見渡せ、真っ青な空と様々な緑の丘が360度。のどかで静かで雄大で、とにかくめっちゃリラックスできます。

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ズロニツェ駅の車線沿いに小さな鉄道博物館があります。博物館と言っても車線の一部がロープで囲まれているだけで、まったくのオープンスペースw普通に展示品の汽車たちが外から見えますが、ここはせっかく来たので入場料を払ってロープを超えましょう。

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ここにある汽車はすべて撮影、接触OK。とにかくそのままの状態で置いてあるだけなんです。しかし、あの車掌姿の少年たちが一生懸命車内を撮影しているではありませんか。小さい子供に向かって、「ちょっとどいてくれる?」と言いながらどこの何だか分からない部品を真剣に撮影している姿を見ると、この博物館の価値がうかがえます。

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最後にお土産テントで汽車の神経衰弱カードとバッジ、ポストカード何枚かを購入。このバッジ、てっちゃんの胸にたくさんついてたやつだー!w

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